双極性はりねずみさん

双極性障害Ⅱ型の針野あかねの日々。

休職中の過ごし方 その2

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 休職中の過ごし方。お次は、カラオケです。

 朝からジムに行った後、十一時からのフリータイムで一人カラオケ

をしていました。

 好きな歌手やアニソンはもちろん、会社でカラオケに行くときのため、オジサマ世代の曲も練習しました。

 実際、この頃のことが役立ちまして、村下孝蔵さんの「初恋」は上司に非常にウケました。

 案外体力も使いますし、大きな声を出すとストレス発散になります。

 人前で歌うことが苦手でも、一人ならば何も気にする必要はありません。

 

 しかし、ここでも欠点は、お金です。

 いくら安い昼間のフリータイムといえど、何回も行くと、それなりに費用がかかります。

 長時間居座れるという点では良いのですが、金銭的にはやはり辛いです。

 ですが、毎日でなくとも、たまに通ってみるくらいなら良いのではないでしょうか。

休職中の過ごし方 その1

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 私は二回の休職を経験しました。

 そこで、休職中に私がしていたことを紹介します。

 

 ある程度回復してきたとき、医師から「朝九時から昼三時までは外出すること!」を告げられました。

 これ、私にとってはかなり大きなハードルでした。

 六時間もの間、一体どこで時間を潰せばいいのでしょう?

 それまでずっと床に伏せり、テレビをぼんやり眺めていただけの私には、とても大きなタスクでした。

 けれど、社会復帰のためにはこなしてみせなければなりません。

 外出ができなければ、復職の診断書は貰えないのですから。

 

 そして、私が始めたのは、水泳です。

 小さい頃からスイミングスクールに通っており、元々水泳は好きでした。

 ちょうど徒歩圏内にスポーツジムがあり、開館は九時、これは好都合。

 朝起きて軽くストレッチをした後、すぐにジムへと向かう日々が始まりました。

 

 まずは、水中ウォーキング。体力が低下していた私には、これもけっこう辛かったです。

 平日の午前中。おばあちゃんたちに交って、必死に手足を動かしました。

 慣れてくると、今度はクロールでコースを往復。

 初めのうちは、何度も休憩を繰り返していましたが、徐々に連続して泳げるようになり、スピードも上がりました。

 そうなる頃には、身体も引き締まり、元気があふれ出てきました。

 もちろん、泳いだ後は脱力感がありますが、それはとても心地よいものでした。

 

 運動はやはりオススメです。

 特に水泳は、天気を問わず実行でき、足腰を痛めないので、継続がしやすいと感じます。

 しかし、欠点はジムの会費がかかるということです。

 幸いその頃は蓄えがあり、夫も働いていたので、何とかなりました。

 あと、ジムが近くにない方もいらっしゃいますよね。

 交通費の方がかかってしまうとなれば本末転倒です。

 けれど、条件が揃っている方は、ぜひ水泳を始めてみてください。

 泳ぎ切ったときの達成感は、きっとあなたの自信になります。

夫はうつ病です

双極性障害である私ですが、夫はうつ病です。
今年発症し、休職、復職後も調子はあまり良くない状態が続いています。
夫婦揃って精神疾患を抱えるなんて……と発症当時は落ち込みましたが、今は何とか受け入れて、夫と向き合っています。
私も休職経験があるので、夫の気持ちはよく分かるんですよね。
久しぶりに上司や同僚に会ったとき、何を言われるのか。
与えられた仕事をきちんとこなせるのか。
不安なことは山ほどあります。
けれど、私が直接どうこうできるわけではありません。
妻として、家庭環境を整え、話を聞くことくらいしかできません。
どんな病気を抱えたとしても、最後は自分一人で立ち向かわなければならないんですよね。厳しいですが。
そんな私と夫の楽しみは、毎日の食事です。
最近は、夫の方がよく食事を作ってくれます。
二人とも休職したせいか太ったので、炭水化物抜きのメニューを考えて、それで楽しんでいます。
いま、帰りの電車でこのブログを書いているのですが、夕飯は冷しゃぶだとラインがきました。
夫婦揃って囲む食卓は良いものです。
ニュースやバラエティー番組をかけながら、笑顔で食事をする時間。
お高い仕事でどんな辛いことがあっても、この時間があるからこそ耐えていけます。
ただ、夫が病気じゃなかったら、もっと叶えられたことは多かったのに、と思うことはあります。
けれども、きっとこれが夫婦なのでしょう。
まだ結婚して三年目。互いについて分からないことも沢山ありますが、病気を受け入れながら、うまく付き合っていきたいです。

三連休の終わりに

 私はカレンダー通りの仕事をしているので、今日で三連休最後です。

 土曜日は、前記事で書いた通り内覧へ。

 日曜日は、夫とディナーへ。

 そして今日は、ブログを開設したり、ツイッターのアカウントを作ったりしていました。

 夫は風邪をひいたのか、寝てばかり。私も作業が終わってからは隣で寝ていました。

 すると、あっという間に夕方です。明日の仕事のことを思うと憂鬱です。

 でも、鬱じゃない。

 この辺りが我々にとって微妙なラインです。

 嫌だけど、きちんと身体は動くし、ご飯も食べられるんですよね。

 本当に鬱のときは、会社に連絡を入れることすらできません。

 それで一度欠勤になりかけたことがありました。

 精神疾患でない方から、「私だって会社が嫌なことくらいあるよ」と言われると、けっこう傷つきます。

 解っているんです。社会人ですから。本当はきちんと出勤したいんです。

 でも、ベッドに押し付けられたかのように身体が重く、動けない。

 なんとかベッドを出ても、着替えるという作業がある。

 メイクなんてできません。自分の顔を見る元気すらないのですから。

 そうして玄関に辿り着くと、足がすくんで立ち止まってしまいます。

 ドアに頭をガンガンと打ち付けて、なぜ出られないの、会社に行けないの、と泣いたこともあります。

 それくらい、出勤するのは大変なことなのです。

 今の私はフラットなので、あの時できなかった「ベッドからすぐに出る」ということがなんとかできています。

 それだけでも大きな進歩だと私は感じていて、電車に乗れたときは、心底ホッとします。

 さて、明日も嫌な嫌な仕事が待っています。

 それでも私は会社に行きます。行ってきます。

新築戸建ての内覧へ

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 この前、ネットで見つけた物件の内覧へ行ってきました。

 とはいっても、今すぐ買うわけではないので、ほんの冷やかし程度ですけどね。

 夫の仕事のモチベーションを高めるのと、いつか本当に買う時の練習のようなものです。

 私は中古でもいいのでは、と考えているのですが、夫は絶対に新築でないと嫌だということでした。

 そして、戸建ての方がいいというのは意見が一致。

 二人とも、実家が戸建てですからね。

 ちなみに、今は分譲貸しのマンションに暮らしています。

 駅が近いのはいいのですが、電車や車の音、酔っ払いの騒ぎ声がちょっとうるさい場所にあります。

 

 一軒目。予算をかなりオーバーした、4LDKの物件です。

 一階に一部屋、二階にリビングとキッチン、三階に三部屋ある三階建て。

 三年前に友人が家を購入したのですが、それとほとんど一緒の間取りです。

 最近の三階建ては、これが主流なのだと思いました。

 価格が高いだけあって、設えてある食器棚などの収納はしっかりした作りでした。

 夫が必ず欲しいと言っている床暖房設備と浴室乾燥もあり、設備も問題なし。

 周辺環境もとても良く、人気の校区だということでした。

 けれど、家の目の前の車道が狭く、車通りも多い。

 車庫から出すときに、いちいち苦労しなければならないのは目に見えていました。

 また、仮に子供ができたときのことを考えると、ちょっと心配です。

 断り文句として、予算のことを言えたので、この物件にはすぐにサヨナラしました。

 

 二軒目。立地の割にはお安い物件。間取りは一軒目とほぼ同じです。

 事前に地図を見ていたので、公園に隣接していることは知っていたのですが、実際に行ってみると、思った以上に公園が近い。

 その日は雨だったので、遊んでいる子供は居なかったのですが、声や音がうるさく、ボールなどが飛んでくる可能性があるのは容易に把握できました。

 なるほど、お安いのには必ず理由があるわけです。

 あと、建具が貧相、というのが夫の談。これは致命的です。

 窓の外を見て渋い顔をしている私たちを見て、担当さんもこれはダメだと悟ったのでしょう。

 その日の夕方すぐに、他の物件を紹介できますよ、という営業メールが送られてきました。

 まあ、今回はほんのお遊びですから、丁重にお断りしました。

 

 帰宅して夫と、もっと内覧をしてみて、家を見極めるための経験値を貯めたいね、と話しました。

 家について調べ出したばかりですので、知らないこと、気付いていないことは沢山あります。

 候補地ももっと増やして、あらゆる可能性を模索する必要があると感じました。

 まあ、その前にお金を貯めないといけないんですけどね……。

 私も夫も精神疾患持ち(このことは、いずれ記事にします)で、休職していた期間があり、貯金ができていないのです。

 調べながら、頭金を貯めて、近い将来本当に家を買おうと思います。

飲んでいるお薬(2017.10.8)

 今回は、私の飲んでいるお薬を紹介します。

 現在、症状がある程度治まっており、仕事に行けているといった状態でのものです。

 

・朝

 リーマス200mg 2錠

 ラミクタール100mg 1錠

 エビリファイ3mg 1錠

 サインバルタ20mg 1カプセル

 

・夜

 リーマス200mg 2錠

 ラミクタール100mg 2錠

 ジプレキサ2.5mg 0.5錠

 レキソタン2.2mg 1錠

 エビリファイ3mg 1錠

 

 はい、めちゃくちゃ多いです!

 これをいちいち分けて飲むのは大変なので、「一包化」してもらっています。

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 かかりつけはスギ薬局さん。最近、日付も印字してくれるようになりました。

 

 飲んでいるお薬の中で、一番多いのは「リーマス」ですね。

 これは、「リチウム」が脳に良い影響を及ぼすためです。

 なぜリチウムが双極性障害に良いのか、それはまだ解明されていないとか。

 けれども、私たちはこのお薬に頼らざるを得ない状況です。

 もちろん、これは私の例で、全く違う処方をされている方もいらっしゃいます。

 個人的には、もっとお薬を減らしたいです。

 特にジプレキサ。副作用として、食欲の激増があり、これに悩まされております。

 そのことも、またこのブログで書こうと思っています。

初投稿!

 はじめまして! 針野あかねと申します。

 双極性障害という名の精神疾患を抱えています。

 このブログでは、病気のことを中心に、私の日々をセキララに綴っていこうと思います。

 まず、「双極性障害とは何ぞや?」ということから語ります。

  

 双極性障害とは、一昔前までは「躁鬱病」と言われていました。

 テンションが上がる時期(躁)と下がる時期(鬱)を繰り返すことですね。

 躁のときは、やたら多弁になったり、活動的になったりします。

 それだけなら良いのですが、買い物やギャンブル依存、性的逸脱など、実生活に影響が出てくるほどの行為をやらかすこともあります。

 鬱のときは、皆さんイメージがつきやすいと思います。

 気力が湧かず、家から出られず、一日中落ち込んで何もできなくなってしまいます。

 そして、双極性障害の中でも区分けがあって、「Ⅰ型」と「Ⅱ型」があります(この区分けについては現在論争もあるそうですが)。

 ざっくり言うと、Ⅰ型の方が波が激しく、Ⅱ型はそこまででもない、といったイメージです。私はⅡ型にあたります。

 治療をする上で、一般的な鬱病(単極性とも言われます)と何が違うのかと言うと、この病は現在「完治」しないと言われており、一生薬を飲まなくてはならないということです。

 適切な治療と服薬で症状が治まることを「寛解」と言い、私たちはそれを目指して日々を生きています。

 

  このブログが、双極性の方やそのご家族、周囲の方へのちょっとした手助けになりますように。

 そう願って、これから記事を書いていこうと思います!